今回のテーマは税理士の人数と傾向や選び方について記載します。
税理士って何人いるの?それに対する企業数は?どうやって税理士を選べばいいの?など様々な疑問もあると思います。
今回はそういった疑問に数字から、税理士の傾向や選び方まで記載していきます。
都道府県別の税理士の人数
全国で税理士は何名いるのでしょうか。
下記の表を参考にして下さい。
都道府県 | 税理士数 |
北海道 | 1,854人 |
青森県 | 274人 |
岩手県 | 262人 |
宮城県 | 915人 |
秋田県 | 241人 |
山形県 | 273人 |
福島県 | 510人 |
茨城県 | 835人 |
栃木県 | 764人 |
群馬県 | 829人 |
埼玉県 | 3,213人 |
新潟県 | 791人 |
長野県 | 909人 |
千葉県 | 2,490人 |
東京都 | 22,698人 |
神奈川県 | 4,593人 |
山梨県 | 305人 |
富山県 | 468人 |
石川県 | 600人 |
福井県 | 347人 |
岐阜県 | 1,094人 |
静岡県 | 1,789人 |
愛知県 | 5,317人 |
三重県 | 781人 |
滋賀県 | 493人 |
京都府 | 1,895人 |
大阪府 | 8,620人 |
兵庫県 | 2,805人 |
奈良県 | 555人 |
和歌山県 | 351人 |
鳥取県 | 160人 |
島根県 | 197人 |
岡山県 | 748人 |
広島県 | 1,535人 |
山口県 | 457人 |
徳島県 | 289人 |
香川県 | 545人 |
愛媛県 | 560人 |
高知県 | 210人 |
福岡県 | 2,671人 |
佐賀県 | 235人 |
長崎県 | 312人 |
熊本県 | 861人 |
大分県 | 446人 |
宮崎県 | 299人 |
鹿児島県 | 516人 |
沖縄県 | 415人 |
合計 | 77,327人 |
都道府県別の企業数
では、今度は全国で企業はどのくらいあるのでしょうか。
また、大阪の企業数はどのくらいあるのでしょうか。
こちらは少し古いですが、平成28年の全国の企業数です。
中小企業庁のホームページからの企業数から抜粋しました。
都道府県 | 企業数 |
北海道 | 151,123 |
青森県 | 41,863 |
岩手県 | 38,665 |
宮城県 | 61,685 |
秋田県 | 35,098 |
山形県 | 40,874 |
福島県 | 61,566 |
茨城県 | 84,268 |
栃木県 | 63,516 |
群馬県 | 68,792 |
埼玉県 | 172,182 |
新潟県 | 80,499 |
長野県 | 77,326 |
千葉県 | 128,900 |
東京都 | 447,659 |
神奈川県 | 199,958 |
山梨県 | 32,485 |
富山県 | 36,686 |
石川県 | 42,807 |
福井県 | 30,626 |
岐阜県 | 74,446 |
静岡県 | 127,440 |
愛知県 | 220,767 |
三重県 | 54,826 |
滋賀県 | 36,520 |
京都府 | 84,702 |
大阪府 | 292,993 |
兵庫県 | 154,646 |
奈良県 | 33,296 |
和歌山県 | 36,270 |
鳥取県 | 17,118 |
島根県 | 23,542 |
岡山県 | 55,224 |
広島県 | 87,414 |
山口県 | 40,991 |
徳島県 | 26,911 |
香川県 | 32,743 |
愛媛県 | 45,899 |
高知県 | 26,373 |
福岡県 | 143,058 |
佐賀県 | 25,521 |
長崎県 | 43745 |
熊本県 | 52,,730 |
大分県 | 36,687 |
宮崎県 | 36,909 |
鹿児島県 | 52,721 |
沖縄県 | 49,158 |
合計 | 3,809,228 |
税理士の特徴
表から例として大阪の税理士について考えていきます。
まず、上記の表のように大阪の税理士の人数は8,620人です。
税理士数に関しては東京に次いで、2番目に多い都道府県です。
次に大阪の企業数は292,993の会社があります。
企業数も東京に次いで2番目に多い都道府県です。
大阪では1人の税理士あたり33.9の企業があります。
全国の平均は49.2人です。
よって、全国平均よりも大阪は企業に対して税理士の数が多いということがわかります。
これも東京に次いで2番目となっております。
すなわち、大阪は税理士の競争が多い都道府県ということがわかります。
一般的な解釈では、競争が激化するほどサービスなどの品質の上がるため、相対的に全国で2番目に税理士のレベルが高い都道府県ということが言えます。
しかし、地方の税理士も凄い方は沢山いるので、一概には言えないでしょう。
STOREE税理士事務所は大阪の税理士の中でも最も費用対効果が高い(顧問料の割にサービスの質がよい)税理士事務所を目指します。
一度ご相談下さい。
ニセ税理士にご注意
税理士を選択・変更する際の注意点ですが、税理士ではないのに税理士と名乗っているニセ税理士もわずかにですがいます。
ニセ税理士は、税理士法違反で法律違反ということはもちろんのこと、税務の知識が落ち、また税務調査などは立ち会えないので、仮に依頼してしまうと危険です。
税理士は、税理士会に登録しないと税理士とは名乗れません。
実際に以前、当事務所に移って来られたお客様で、前の税理士がニセ税理士だったということがありました。資格がないのに親が引退した後を引き継いだようです。
ニセ税理士理は反社会的な本当に稀なケースですが、存在しているので注意して下さい。
なお、ニセ税理士か否か調べる方法は簡単で、「税理士情報検索サイト」で名前を打ち込めばすぐに分かります。一般の方でも使用できます。
また、ニセ税理士ではないですが、自社の担当者が税理士か否かを調べることも出来ます。
大手事務所なのでレベルが高いと思っていても、担当者は税理士ではなく素人同然だったということは、この業界ではよくあるので調べてみてもよいかも知れません。
なお、税理士事務所の所長が資格を有しており、担当者が無資格であっても押印は所長税理士又は税理士法人が押すので、レベルが低い場合が多いというだけで税理士法的には問題ありません。
合う税理士を選ぶには
さて、これらを踏まえて税理士を選ぶにはどのような方法が効率的でしょうか。
それぞれの方法のメリット、デメリットを記載します。
知り合いからの紹介税理士を選ぶ
おそらく安心なのは紹介だと思います。
これは、どの業種でも同じだと思います。信用している方からの紹介は安心感がありますからね。
当然メリットは、知り合いが紹介するということは少なくとも怪しい人ではないということがほぼ保証されるという安心感です。
デメリットは断りづらいと言うことでしょう。
紹介者が素晴らしい税理士だと思っていたとしても、紹介された側には自分に合う税理士かどうかわかりません。断ると紹介者に申し訳なくて断りづらいということが考えらます。
税理士紹介会社などの第三者の紹介で選ぶ
一時期に比べて減りましたが、税理士紹介会社は多数あります。
知り合いの紹介ではなく、紹介会社などの第三者からの紹介のメリットは税理士の比較もでき、あらかじめ顧問料の金額を指定することも、年齢、性別も紹介会社に言えば、そこに登録する税理士で合致した人を紹介してもらえます。
例えば、大阪でも大阪市内で年齢30代で女性がいいと希望を出すと希望に近い税理士を紹介頂けるでしょう。
また、第三者からの紹介であるため、会って合わなければ断ることも容易でしょう。
反対にデメリットは、税理士紹介会社に登録している税理士の中に優秀な人や合う人がいないことも少なくないということでしょう。
税理士は紹介を受けると手数料を紹介会社に支払わなければならないため、費用は高くなり紹介会社を避ける税理士も多いです。
ホームページから税理士を選ぶ
ホームページなどから税理士を選ぶという選択肢もあります。
「税理士変更 大阪」などで検索すれば複数の税理士事務所がヒットするでしょう。
ホームページから税理士を探すメリットとして、料金、年齢、場所や顔までわかる(記載していれば)他、その税理士の考え方や特徴まで事前に把握出来ることでしょう。
商品やサービスをインターネットで探すことが多い方は向いているかも知れません。
デメリットはホームページに記載していることは事実かどうかは、実際に会うまでわからないということでしょうか。いわゆる過大広告の可能性も大いにあるということです。
例えば、相続件数年間○○件や飲食店に強い、飲食のお客様○○件などと記載されていても、税理士事務所が請け負った数のため、実際に担当になる方がその件数を処理したわけではないので、一概に強いとは言えません。税理士という業界は美容院などと同じように属人的な業種であるため、組織よりも個の能力の方が大切でしょう。
よって、ホームページの文言が正しくても、担当者次第ということが多いのです。
セミナー講師などに依頼する
税理士がセミナー講師をすることが多いです。大都市では特に多いのではないでしょうか。
私もセミナーを自ら開催したり、依頼されセミナー講師をおこなったこともありますし、今後もあると思います。
セミナー講師から選ぶメリットは直接講演を聞くため、人柄も何となくわかりますし、その後の個別相談などで、料金体系や事務所の雰囲気もわかることがメリットでしょう。
デメリットは、やはり講師は事前に勉強してきますし、普段より知識があるようにも見え、実際よりも凄い税理士に見えてしまうということです。
何割か差し引いて考えた方がいいかも知れません。
また、講師が仮に素晴らしくとも担当になる方は同レベルであるとは限らないということもデメリットです。
税理士を選ぶのに最も適した方法は
いくつか特徴的な方法を記載しましたが、最も適した方法はどれかと言われれば、複合的に行った方が良いというのが結論です。
税理士とは基本的に長い付き合いになるので、この人は合うなと思える税理士と出会えるまで色々会ってみるのも良いと思います。
1回目で価値観やフィーリングが合う税理士と巡り合うこともあるでしょうし、5回目でやっと出会うかも知れません。
上記の表の通り、平成30年では、税理士は77,327人もいます。
サービスの内容や顧問料はもちろん、性別、年齢、考え方もそれぞれ違います。(税理士の料金の相場については「税理士の報酬の相場」の記事を見て下さい。)
自分に合った税理士を探すことは難しくないと思います。
長い付き合いになるので様々な方法で探されれば良いと思います。
なお、大阪の税理士を探されている方は、「税理士をお探しの方へ」を一度ななめ読みでも一読して頂き、当事務所もご検討頂き、お問い合わせから連絡頂ければ嬉しく思います。